|
出展者ページ
|
|
美しき国スイス。憧れのオードリー・ヘップバーンはじめチャールズ・チャップリン、ヘルマン・ヘッセ、ジョヴァンニ・セガンティーニ、その他、多くの文人や芸術家たちが穏やかな暮らしを求め、終の住処とした地。また、ニーチェやジャン=ジャック・ルソー、ワーグナーやブラームスもこの国を愛し、豊かな自然から多くのインスピレーションを受け、偉大なる名作を誕生させた。
そんな魅力の源泉を求めるように、私は谷から谷へ、スイスパス片手に鉄道とポストバス、時にはレンタカーで小さな村々を訪ね歩いた。アルプスの雄大さに、野山の可憐な草花に、素朴な人々の飾らない姿に……。2年間、4度にわたる旅の中で、“人生の最後はこの地で穏やかに一生を終えたい”と願う人々の気持ちが理解できる瞬間に何度も遭遇した。また、心のゆとりと豊かさは、とても近い位置にあるものなのだな……と。そんなことを実感しながら、これからの自分自身の生き方を考える時間を与えられた旅であった。
2007年に撮影したスイスの新作写真展
◆プロフィール◆
石川県生まれ。81年度ミス・ユニバース日本代表に選出され、その任期中に写真家・大竹省二氏と出会う。翌82年、大竹省二写真スタジオに入門。85・86年、全国二科展入選。87年、写真家として独立。以後、女性の優しい視線で世界各国の美しい風景や人物の瞬間を撮り続けている。日本全国で写真展を多数開催するかたわら、テレビや講演などにも幅広く活躍中。大阪芸術大学写真学科教授。主な作品集としては、『BOSTON in the time』『Memories of New Zealand』『DIMENSIONS』『MAGYAR』『MY SWITZERLAND』などがある。
|
|
|
|
|
前のページに戻る トップページに戻る
|
|
|
|
|